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電子化されていく専門ジャーナル(2)

 

2002/06/09 23:55


by POPO 2002/06/09
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 専門誌がどんどんネット化されているのには、二つの理由があるのではないかと個人的には思っています。一つは、研究開発に携わる人なら、まず誰でもパソコンやネットは使っていますから、電子化した場合に「自分はネットを使わないから困る」という苦情が出にくいということがあるのではないでしょうか。実際には電子化したあとも紙の出版を一応続けているケースが多いですが、私の身の回りではほとんどの人が電子版を見ています。

 もう一つの理由としては、専門雑誌の場合、全部のページを見ることはまずなく、自分の仕事に関係ある部分だけをつまんで読むことがほとんどであるということがあるでしょう。1つの雑誌をくまなく読むくらいなら、たくさんの種類の雑誌から必要な部分だけを少しずつ見るほうがよい、とほとんどの研究者は考えると思います。必要なページだけをダウンロードできる電子版は、実に理にかなっているわけです。もちろん、実際に読むときは、プリントして読むわけです。ディスプレイ画面で見ると、前のページをちょっとひっくり返してみたりとか、できにくいですから。紙がいらない、という意味ではありません。

また、自分が論文など原稿を書く場合にも便利で、ウェブから投稿するシステムも整ってきていますし、編集者とのやり取りもメールなどで迅速にできるようになりました。一般雑誌で執筆者も多様な場合は却って面倒になることがあるかもしれませんが、同業者だけでやり取りする場合は原稿の形式も一定ですし、使うソフトにしても大体共通ですから、ネット化で劇的に便利になっています。

 インターネットの普及が頭打ちになっているようなデータも出ているようですが、私の予想としては、専門的なものほどネット化が急速に進んでいるのではないかと思っています。専門雑誌などは、もともと高額な購読料をとるものが多いですから、このあたりからウェブ出版の採算性に見通しが出てくるのかな、という気がしています。

 一方、バイオ系・ナノテク系の人材もかなり流動化してきていますが、こちらの方はまったくネット化されてきていません。いろいろな求人など見てきましたが、例えば履歴書をメールなどで送る、というやり方を取っている例はほんのわずかしか見たことがありません。面接などはまた別の話として、書類をネットでやり取りするのは大いに便利であるように思うのですが、なにかまだしっくりこないということでしょうか。

 

<UP>
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