2002/03/01 08:45
by POPO 2002/03/01
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バイオテク実験に欠かせないのが試薬です。アルコールやマグネシウムなどの薬品はもちろんですが、DNAや蛋白質、あるいはあらかじめ調合した特殊な溶液などをレディメイドで買うのも今では当たり前になってきました。このため、研究開発用の試薬メーカーも大手からベンチャーまで、実に多くの会社があります。
薬品メーカーとしてよく投資レポートに取り上げられるのはメルク(MRK)でしょうが、研究開発の現場でメルクと同等以上に知られているのは、ナスダックに上場しているシグマ・アルドリッチ(sigma-aldrich, SIAL)でしょう。売上高や株式の時価総額で見ればメルクの数十分の一の規模の会社です。
https://www.sigma-aldrich.com/saws.nsf/Home?OpenFrameset
もともとはSigmaとAldrichは別々の企業でした。Sigmaの品揃えはどちらかというとバイオ向けの薬品で、DNAや蛋白質も売っています。Aldrichは化学向け、というかバイオも含めてあらゆる化学実験に使う試薬が揃っています。この2社が一つになったのですから、極めて強力な企業といえるでしょう。過去にも小さい試薬メーカーを買収したりして大きくなってきた経緯があります。
今後バイオテクノロジーがどういう方向に向かうか、正確に予測することは難しいですし、またゲノム解析などのベンチャーの株価はバブルだという意見も一理あると思います。
しかし、SIALのような会社は言わば研究開発の必需品を売っているわけで、どういう方向に話が進んだとしても手堅い売上が期待できましょう。きちんと利益も出ており、PERで20倍ちょっとですから、べらぼうに割高という感じでもないように思えます。その反面、10年かかかって株価が3倍程度ですので、面白くないといえば面白くないかもしれません。
今週・来週は個人的にかなり忙しいので、更新が少なく申し訳ありません。このいきさつは、また後日ネタとして使いたいと思います。また、3月後半はちょっとビジネス色の強いシンポジウムに国内、海外で参加しますので、それもまた後日。
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