POPOのナノテク・バイオばなし

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とあるシンポジウムにて(1)

 

2001/12/18 21:23


by POPO 2001/12/18
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 先日とあるシンポジウムで、ある大学の先生が、「ヒトゲノム解析の技術進展の予測」という話題をだされていました。ヒトゲノムを読むという作業は、ここもと公的プロジェクトやセレラジェノミクスなどの企業がこぞって取り組み、各々が単独あるいは共同で一人分のヒトゲノムを読み終えた、というのが現状ですね。

ここからの持っていき方はいろいろあるわけですが、その一つは、一般個人が血液検査のような感覚で自分のゲノムを読む時代が来るか、来るとしたらいつか、といった話でしょう。このタイムスケジュールを予測する、という話題でした。

セレラなどの取り組みでは、一人分で数百億円かかりました。時間的にも今は一人分読むのに数ヶ月以上かかっています。

これが2030年には一人分10万円という予想でした。数十万分の一にコストダウンするというわけです。また、時間的には一人分7秒で読めるという話です。このくらいであれば、今でいう血液検査のような感覚で、誰もが自分のゲノム情報を読むようになるだろうということです。

といってもこの先生自体が、これは過去の技術の進歩を直線的に外挿したらこうなる、というだけです、と言われていました。バイオでは技術進展予測は難しい、こんなロードマップを書いたのは世界初かも、とのこと。

予想は難しい、と私も思います。30年後に一人当たり10万円、7秒という話は、あてずっぽうだとしか思えません。私があてずっぽうで言うなら、コストダウンはもっと早くて、10年後くらいには10万円切るのではないか、ただし検査時間は1時間くらいはかかるのではないか、という気がします。何でかというと、コストはルーチンになってしまえば劇的に下がるでしょうが、時間に関しては液体試料を流すような方法を使う以上、測定速度を光速や音速まで上げられないので、頭打ちになってしまうと思うからです。ただ、試料を流さないで測定するような新技術が出てくれば別ですが・・・。

 

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